ゲストハウス開業前は土木技術者として働いていたがその前は談合屋だった。。。
私が談合屋をしていた時は談合そのものが役所公認だった。。。
役所から工事が発注されれば地区の建設会館内で談合組織により今回の工事はどの業者が受注するかが割り振られて決まっていたし、決まった業者がその後役所に行くと役所の担当が入札にはいくらの金額を書いて応札すればよいかを教えてくれていたものだ。。。
昨今はそこらは違うが談合組織が健在でやっていることは一緒だ。。。
談合屋となった当初に同じ談合組織内の会社が談合で捕まってしまったこともあったがそのようなケースはその会社が何らかの事情で誰かに恨みを買っていたなどによる諸事情でチクられて捕まったに過ぎず談合組織があり、全ての工事が談合組織により割り振られていることを誰しもが知っていてもそれを取り締まる機関は存在しなかった。。。
ゼネコン大手が捕まるのもほとんどがチクられてのものだ。。。
チクられたら役所も動かざるを得ない。。。
こんな例がある。。。
毎年市役所が業者へのお年玉として全業者に仕事が回るようにとの配慮で仕事を小分けして出していた。例えば舗装工事を1つの工事の受注額が1千万円以下のものにわざわざ声分けして数十個年間に出すとかだ。。。
これなど市の予算からしたらまとめて一億円規模で一度に発注した方が経費もかからず税金も使わずに済むが、ここ日本では税金は使ってなんぼなのだそうで、たくさん無駄使いをするほど施工業者にウケが良いから小分けで出すのだ。。。
小さな仕事ほど経費率が高いから受注した業者は丸儲けだった。。。
まぁそれはそれとして。。。
こんな小分けで出された工事を談合組織では毎年各社順番で受注していた。。。
これはお笑い行為で、毎年工事の受注業者が順番できちんと受注するのである。。。
どう考えても談合なのだが。。。
全くこんな談合でも捕まった試しがなかった。。。
だから私は談合とは国の公認の受注方法なのだと断言していた。。。
なんて寛容な国なのだろう?とその当時は思ったものだ。。。
土木業界の仕事は辞めるまでずっとそのような闇の仕事ばかりだった。。。
そんな闇をまとめた本を出版した。。。
これ読まずして土木業界を語るなかれ
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