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土木白書No.27:世界一無駄な公共事業「松糸道路」

ゲストハウスの宿主となる前は土木業界にいたが、違法行為、不正行為ばかりで嫌になって辞めた。。。

前にも書いたが私の住む地域で今後行われる公共事業に松糸道路がある。。。

これは本当に税金の無駄であり、将来の災害の元凶と借金にしかならない。。。

・・・のであるが・・・

そこは「止められない公共事業」という日本の文化があるため延々と行われていく。。。

昨今の異常気象による豪雨災害は恐ろしい限りであるが、単的に言って松糸道路のような大型道路は作れば豪雨災害をより一層ひどくさせるだけの公共事業となる。。。

大町市は西側(上図の上部)に北アルプスがあり、そこから丘陵地のように街がある。。。

今現在は図のように田んぼなどを通して雨はゆっくりと大地を流れ、時間差を持って川へと水を運ぶ天然のダム効果を発揮している。。。

これが大型道路を建設するとこうなる。。。

雨水を盛り土した道路が堰の役割を果たして集水し、加えて道路自体がアスファルトであるため浸透せずに降った雨が一気に河川へと流れ落ちる。。。

こんな乱開発を信濃川の最上流でやったら下流域の千曲川や信濃川沿いに住む人たちはたまったものではない。。。

こんなことは素人でもわかることであるが、県知事はそれを止めようとはしない。。。

政治家は「この道路は俺が造ったんだ」という名声だけを求める。。。

「民」がそれで苦しむことは想定外だ。。。

地球温暖化による自然災害は既に「日常」となっている。。。

今まであまり台風の直撃が少なかった長野県にも今後は直撃するなどの予想は素人でもする。。。

そんな時代に求められるのは、いかにアスファルト道路というインフラを削減し河川の増水を防ぐかなのだが。。。

長野県はいまだに20世紀型公共事業を推し進め「道路こそが経済を発展させる」と愚かな考えで凝り固まっている。。。

結果として、大型道路建設で河川の増水は益々酷いものになる。。。

悪いことにこの世界一無駄な公共事業は、造っても時間の短縮もされない。。。

単に道路を造るのが目的で地域の経済にはマイナスでしかない。。。

上図が計画道路図で下が現道であるが、わずか9キロ区間を整備するだけでは時間の短縮など全くない。。。

制限速度六十キロの一般道では無意味な道路。。。

道路の形状にも問題があり、盛り土であるから下図の通りで、道路の沿線で商売が出来ない。。。

商売が出来ないということは、せっかく観光客が大町市を白馬村や安曇野市に行くために通過するのに、それら観光客を大町市では取り入れることが全く出来ずに単なる通過道路として、通過する観光客を指を咥えて眺めているよりない。。。

そして現道には今は白馬村や安曇野市へ向かう観光客がいるからコンビニなど店があるが、この松糸道路が出来てしまうとそれらのお店は閉店に追い込まれる可能性が高い。。。

時間短縮も経済効果も全くなく、この道路は大町市の過疎化を加速させるのが目的でしかない。。。

 

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