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月別アーカイブ: 2024年8月

 土木白書No.23:止められない公共事業はもはや制御不能

ゲストハウスの宿主となる前は土木業界にいたが、違法行為、不正行為ばかりで嫌になって辞めた。。。

土木業界から足を洗って、田舎にUターンしゲストハウスを開業したのだが、Uターンした田舎では全く理解不能の公共事業計画が進んでいた。。。

松糸道路。。。

松本市から糸魚川市まで結ぶ道路なのだそうだ。。。

これってよくよく計画をみると高速でも無く、単に一般道の60キロ制限道路。。。

それも現道を所々利用する道路で歯抜けに開発をするというどうにも中途半端な道路。。。

しかも、Uターンした大町市内だけをみると、恐ろしいことに、時間の短縮も無しに単に土を盛って幅の広い道路を作ると言ったもので、これだと町にはデメリットしか無いような道路である。。。

地方の住む人ならわかると思うが、大型道路が開通したら街に寄りつく車が無くなって街が過疎化に向かったということに心当たりがある人が多いと思う。。。

こんな記事を紹介する。。。

過去に、大型道路により街が消滅したことなど数知れず。。。

この大町市でも、この記事にあるバイパスを開通させたら、その後それまでのメイン通りがシャター街になってます。。。

そんな過去の反省も活かされずに、またしても大町市は大型道路を作る。。。

そしてバイパスならまだバイパスの沿道で商売も出来たのであるが。。。

こんな道路では、ただ単に自動車が通過するだけで商売にもならない。。。

そして悪いことに、この通過道路ができたら、これまでその道路と全く同じ経路をたどっている現道にあるコンビニなどの商売が縮小となり、場合によっては閉店となる。。。

こういう流れが過疎化の加速となる要因なのであるが、今の政治家は妄想のように「道路さへ造れば発展する」と信じているからどうしようもない。。。

さらに悪いことにこんな盛り土の道路では、大町市への移住者の一番のポイントである、北アルプス一望の景色が奪われてしまう。。。

こんな景色の大町市になぜ盛り土して道路なのだろう???

北アルプス一望できないのでは今後の開発エリアもだいぶ縮小される。。。

隣の白馬村から開発の手がやっと大町市までくるという時期に、この道路計画があると開発も即時に資金を投入は出来ずに、道路ができるまで手控える。。。

その20年間の間に街は過疎化してしまう。。。

そしてさらに悪いことに、大型道路は河川の氾濫の元凶としかならない。。。

この写真は2019年の長野市内の様子。。。

千曲川が決壊して長野市は大きな痛手を負った。。。

県はこの教訓を活かすことなく、千曲川の上流域である大町市内に大型道路を造るという乱開発を推し進めている。。。

大型道路で川の氾濫を抑える自然のダムとも言える田んぼを潰しての道路である。。。

それも盛り土によって。。。

これの何が悪いのか???

今までは、大雨の時などは田んぼを通じて緩やかに大町市の丘陵地を雨水が流れることにより、千曲川上流域への雨水の流入に時間差をもたらしていたのである。。。

大町市に盛り土をして大型道路を造ると、ただでさえ大型道路は保水能力も無いため、雨は一気に河川へと流入してしまう。。。

加えて、丘陵地に緩やかな流れもその盛り土が堰となって、正しく「堰き止めて」河川へ一気に雨水を流入させることとなる。。。

2019年に嫌というほどの被害を受けたのにも関わらずにこの乱開発である。。。

まぁ私は千曲川の上流域で暮らすので被害は関係ないから、一応長野市には警告文を送ったので、私の役目はそこまでとして、この後は私の予想通りの被害が長野市に起こるのかを土木技術者として観察したい。。。

いったいどれほどの災害が起こるのか???

いったいどれほどの人が死ぬのか???

今まで長野県は比較的台風などの直撃が少なかったのであるが、これからはそうも言っていられない時代となる。。。

地球温暖化。。。

今年の台風は今まで少なかった関東や東北への直撃型となっている。。。

これら災害が必ずや長野県にも来ることは誰の目から見ても明らかな、そんな時代へ突入しているのである。。。

ついでにこの大型道路の最大の欠点を言おう。。。

それは、笑ってしまうが、現道と比較して全く時間の短縮という、本来道路を作ることにより得られるであろう利点が全くないのである。。。

それもそのはずで、大町市内の整備区間はわずかに9キロ。。。

9キロで制限速度も60キロでは、いかにして現道との優位性を訴えたら良いのやら???

上が松糸道路計画で下が現道をGoogleマップで。。。

わずか10分程度の区間を整備しても現道と全く利便性は変わらないというか。。。

現道と比べて乗り降りする箇所が無くなるので利便性までも失われる。。。

県は時間短縮などというが、、言っている事にだいぶ無理がある(爆笑)

県は時間短縮以外にも緊急車両がより早く病院へというが、はっきり言ってこの路線では白馬方面から来ても、安曇野市方面から来ても大町病院へ向かうのに救急車はこの道路を使わない・・・

さらにいうと、この松糸道路ができる頃には国は緊急車両は空飛ぶ自動車にて行うから、地方では新たなインフラ整備は必要ないですと明言しており、これはいわば国と地方のダブルスタンダードなのである。。。

さらに私がこの道路を世界一の無駄な公共事業であるというのは、この利便性も無く、沿線では商売する機会を奪い、街を過疎化し、街から最大の売りである北アルプス一望の景色を奪い去る。。。

・・・こんな計画道路に・・・

なんと六百億もの投資をし、さらにその後毎年数千万円の維持費をかけるというのであるから恐れ入る。。。

こんな公共事業は果たして誰のためのものなのか???

この道路により人々は便利さと豊かさを享受できる???

まさか・・・

人々が手にするのは、災害への恐怖でしか無いと私は思うのであるが、誰もこの公共事業を止めようとはしない。。。

もし私が長野市の市長であれば、千曲川上流域の乱開発は即時停止を求めると県にいうだろうが。。。

公共事業は動き出したら止められないとはよく言ったもので。。。

この計画道路は20世紀のものなので。。。

21世紀の今となっては造るとそれは借金の元本にしかならないのであるが。。。

日本人の多くは「道路信者」であるから、こんな無駄遣いを延々とするのであろう。。。

道路予算を教育・医療・福祉・技術開発費に投資できたら日本の国もいくらかはよくなるという未来が見えるのかも知れないが。。。

今の政治家に何を言っても仕方ないというのが現実の日本の実力である。。。

まぁ、皆さん、道路で豊かになるのであれば、どんどんお造りくださいませ。。。

その後、誰がその使いもしない道路の維持管理を???

車は空を。。。

人口減少で税収は無く。。。

滅びゆく日本の将来をこのお爺ちゃんは見られないのが残念。。。

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囲炉裏で煙を出して火災報知器を鳴らすお客さん

ゲストハウス内には囲炉裏がある。。。

囲炉裏も炭を用意してありお客さんが自由に使える。。。

使用法などは説明するが、バーベキューと同じでお客さんが自信満々に「キャンプで慣れている」とか「やり方はわかっている」とか言う人には私からは何も説明をしないことにしている。。。

なぜ???

だって、そんな人に説明してもめんどくさそうな顔をされるだけで嫌になるから。。。

それに加えて、説明を受けずに使うと、それら「自信満々」の人たちがその後困ることになる・・・それを見物するのも楽しい・・・

エッ???困ることになる???ってどう言うこと???

たいがいの人は説明を受けずに使うと、囲炉裏で料理をしているうちに部屋中を煙で覆ってしまう。。。

そうなるとどうなる・・・

「チリリリり〜〜〜ン」と火災報知器がけたゝましく鳴るのだ(爆笑)

お客さんは驚いて。。。

火災報知器を止めようと。。。(爆笑)

こんな人たち以外には囲炉裏では網で焼くのは煙が出ないおにぎりなど、煙が出そうな肉などは鉄板で焼いて煙対策をとお願いする。。。

これだとまず火災報知器が鳴ることはない。。。

昔、親に人の言うことは一度は聞くものだと教わったが、何事も出来ても出来なくとも、その場その場で人の言うことは聞くものであると親からの教えを今更ながら思い出してみる今日この頃である。。。

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BBQの炭はきちんと火を通すこと

ゲストハウスでは庭のウッドデッキの上でバーベキューが出来る。。。

ゲストハウスではちくわ炭を使う。。。

ちくわ炭を使うには。。。

ストーブに木を入れ、火をつけ、その上に炭を置いて、炭が真っ赤に燃えてから、バーベキュー用コンロへ炭を移す。。。

お客さんによっては「慣れているから大丈夫」という人もいるので、それらの人にはあえて説明もせずに、炭を渡す。。。

知っていると言う人に説明すると嫌がられるから。。。

この場合。。。

まず間違いなく、炭は使えない。。。

決まって、私のところに「火力が弱くてバーベキューができない」と言ってくるのがオチだ。。。

慣れていると言って、説明を受けない人たちは決まって、きちんと真っ赤になるまで炭をおこさずに使おうとするから、移してから直ぐに炭が使い物にならなくなるのだ。。。

めんどくさいが。。。

仕方なく、ここから私が炭をおこしてやるのだが。。。

30分はかかる。。。

私にSOSをしなかった人たちは、おそらくは途中で投げ出してバーベキューを終えているなんてグループもあるのだと思う。。。

なぜなら翌朝見てみると、全く燃えていない炭が黒いままコンロの中に転がっている(笑)

慣れているとか知っているから大丈夫などと私に言った手前、できなくても私にSOSを発信することは難しかったのだろう(笑)

まぁその人たちの方が良い。。。

出来ずにSOSされてからだと、こちらも時間も手間もかかり、めんどくさい(笑)

子供の頃によく親に「人の言うことは一度は聞いてみるものだ」と言われたが、本当にそうであるなぁと(笑)

最近はキャンプブームとかで、キャンプでやる人も多いのだろうが、キャンプで使う炭はけっこう簡単に使える炭。。。

ちくわ炭はなかなか使うまで火入れに時間がかかって難しいが一旦火がついてしまえば、4時間くらいは燃えているからバーベキューを18時くらいからスタートさせても21時くらいまでなら一回つけた炭だけで終始楽しめる。。。

ちなみにわからずにいる人には、こちらで火をおこして炭を用意するし、全く初めてのようなら、サービスで竈を使って羽釜でご飯を炊いてやる。。。

これがけっこう美味しい。。。

お米は目の前の田んぼのお米である。。。

私は2週間に1度これで炊いてご飯を冷凍保存する。。。

私の場合は玄米を炊くが・・・どうしてこれが・・・美味い😋

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土木白書No.22:大手舗装会社が新品材料でなく再生材を使用する不正行為を解説

ゲストハウスの宿主となる前は土木業界にいたが、違法行為、不正行為ばかりで嫌になって辞めた。。。

今回はこんなニュースをお借りして。。。

この事件の読み方であるが。。。

ニュースでは大手の舗装会社が本来は新品のアスファルト舗装材料を使って道路を作らなければいけないのに、新品のアスファルト舗装材料を使ったと偽って、実は一度剥がした舗装材を再利用して、剥がした舗装材に新たにアスファルトを加えて加工した再生アスファルト材で施工していたということなのであるが。。。

こんな事件も少し推理をしてニュースを読めば土木も面白いのかもしれない。。。

何度も言うが、土木業界は裏ばかりで私は辞めたのだが、裏ばかり見せられてくるとその裏を探るのも楽しくなるものである。。。

推理。。。

今日では全国で使われる舗装材の9割は再生舗装材で施工する。。。

新品の舗装材を使用するのは高速道路など一部の工事のみである。。。

工事にはもちろん契約書があり、そこで舗装材については新品なのか再生材なのかを明記されている。。。

工事前に使用する材料について材料承諾を発注者に提出して、承諾を受けてから工事をするので、その時点では契約通りの新品材料を使いますと材料承諾書を施工業者は提出しているはず。。。

その後の施工時に再生材料を使ったのであるから、確信犯である。。。

これを最後まで通すには、納品伝票も調べれられた時に新品のアスファルト材料を出荷したと示す必要があるので、それらが問題ないようにアスファルト工場でも伝票の操作をする必要があるはず。。。

新材と再生材とでは納品伝票の品名が違う。。。

また、アスファルト材の場合は、納品伝票が出荷量を調べる上でも大切なのであるが、アスファルト舗装をする時に最も大切な品質管理となるのが、温度管理であり、この出荷伝票には出荷時の温度も記載があるので現場の品質管理においても伝票は使われる。。。

だとすると、出荷伝票までも全て不正に制御しての事件。。。

伝票の品名を再生材ではなく、新材として出荷し、さらに出荷温度など品質管理に関わる情報も出荷伝票には書かれている。。。

こうなると全てが怪しくなる。。。

特に舗装をやっているものからすると、施工時に新品ではなく再生材の時は特に気になるのが冬場の温度管理・・・これについてはこの下欄の方で解説してあるので読んでみてもらいたいが・・・

これって元請である施工業者と子会社のアスファルトプラント会社を巻き込んでのけっこう大掛かりな操作であることは想像できるが。。。

こうなってみると、舗装の出荷量も温度管理などの品質管理も怪しいことがわかる。。。

自動車会社の不正も土建屋の不正も「改ざん」「改ざん」「改ざん」

こうなると、何を信じて良いのか???

まぁ不正ばかり、違法ばかりを見てきた私からすると。。。

よくやった(爆笑)

お疲れ様でした。。。

としか言いようがない。。。

もはや「改ざん」とは日本の会社が持つ文化である。。。

これは間違いない。。。

施工業者も工場も当然発注の契約が新品か再生材かはわかっているので、関係者は全員グルだということ。。。

まぁ・・・こんなことが嫌でこの業界から私は足を洗ったが・・・酷いものだ。。。

これは単に施工業者が高額な新品材料を使わずに安価な再生材を使って利益を得たいのが目的だったのか???

ここで基本的な舗装会社とアスファルト工場の関係をいうと、今回のN IPPOならNIPPOがお抱えのアスファルト工場を抱えているし、鹿島道路は鹿島道路がお抱えのアスファルト工場を抱えており、工事現場から届けられる範囲にそれら工場があればそれぞれお抱えの工場を使うのは当たり前である。。。

これらは談合でも需要なポイントで、以前東北の大震災後に行われた東北道の補修工事では、お抱えの工場が近くにある会社が仕事を受注するように談合組織でプラント工場がある位置によって各社の受注する工事現場を決めていた。。。

こうすることで談合により高額受注ができるのと、現場近くにある自社のプラントを利用することにより利益率を上げられるという倍美味しい仕事となるのである。

結局談合がバレて、受注現場と工場の関係性を調べたら、この関係性が浮き彫りになったということなのだが。。。

こんなことも考えて不正行為だとか違法行為の中身を見ていくと土木業界も楽しいものである。。。

全てが裏社会で出来上がっている業界であるから、正攻法で表から見たのでは業界はつかみどころがなくなってしまう(笑)

さて、話しを戻して。。。

何故?バレたら会社の信用も一気になくなる今回の不正をしたのだろうか???

推理としたらこんなことも言える???

再生材が工場に余り過ぎているのではないか???

基本的に再生材は古くなって剥がした舗装材を集積して、それを再利用するのであるが、その需給バランスはどうであろうか???

上写真のようなアスファルト塊が工事現場からアスファルトプラントに運び込まれる。。。

問題は、運び込まれたアスファルト塊を砕いて再びアスファルト舗装材として再利用するのであるが、工場で受け入れた分だけ、再利用されて無くなれば良いのであるが、これが再利用されないまま工場で積み重なっていった場合である。。。

ネット検索すると、やはりこれを懸念した記事があるので紹介しよう。。。

記事では工場のストック量が増加しているとある。。。

当たり前だ。。。

舗装材の再生。。。リサイクル。。。

これは民間事業ではほとんどない。。。

全部公共事業だ。。。

公共事業では、リサイクル材として、アスファルト塊だけでなく、土木以外の建築関係工事からもコンクリート塊とかを受け入れる。。。

建築部門ではあまり再生材を使わないので、これら集積した古い材料は余って当たり前だと推測できる。。。

特に公共事業でさえも、今回のように新材を使うとなれば尚更である。。。

工場は、集積ばかりだと場所が無くなってしまうから、集積したアスファルト塊やコンクリート塊をできるだけ早く再生材として出荷してしまわないと工場が回らないはずである。。。

今回のアスファルト舗装材の事件の元はこの仕組みにあるのでは???

工場に集積されたストックの処分をしたかった。。。

だから工場も親会社の舗装会社も、新品材を使う契約を無視して再生材を使った。。。

こう考えるのが普通のように思うが。。。

この問題は不正をして悪いのは舗装会社であることはいうまでもないが。。。

私の推測するようなことを考えると、官民共に今後この集積された古い材料はどうするのか?を考えねばならない問題である。。。

この部分の問題を解決しないと今後も同じ問題が出てくることは容易に想像できる。。。

集積された材料を置く場所が無限にあるのならば問題ないが、限られたリサイクル工場内であれば工場の受け入れ場が満杯になれば受け入れを停止せざるを得ないだろうし、そうなれば公共事業も停止せざるを得ない。。。

本来は公共事業が新材の使用を停止し、自らが生み出している、このアスファルトやコンクリート廃材をリサイクルする義務を負っているのに、新材を使う。。。

そこに無理がある。。。

今回の事件はいっそのこと、これは新品材を使うべきところを再生材を使用して、果たして問題があるのか???そのための大いなる実験であるとすれば良いのである。。。

もし、問題がなければ公共事業の全てを再生材に転換できるのであるから。。。

土木業界の裏をさぐるの楽しいものだ。。。

さて、高速道路では再利用品の舗装材は信用がイマイチだという理由から新品の舗装材を使用するのであるが、実際に新品と再生材では違いがあるか?であるが。。。

違いはありますね。。。

昔、昔、その昔。。。

私は新浦安のディズニーランドの東側の東京ディズニーセレブレーションホテルが建設される前に、新浦安駅からホテルまでの造成工事の施工管理員をしていたのであるが、その時の舗装工事の担当をした。。。

高速道路でもない街路の舗装などは当然の如くに再生アスファルトである。。。

真冬に施工したら。。。

施工後わずか1ヶ月で舗装が壊れてきた。。。

やり直し。。。

その時に壊れた舗装材を調べてみた。。。

アスファルトの量が不足していた。。。

再生材はアスファルトプラントに集積された古いアスファルトに新たにアスファルトを添加して再利用するのであるが、その際に加えるアスファルト量はだいたいのアスファルトプラントが同様であるかとは思うが、極力最低限の量しか入れていない。。。

まぁ商売であるから規定の強度が保たれれ入れば発注者も文句も言えないが。。。

壊れてみてアスファルト量が不足だとヤレヤレな結果となってしまう。。。

少しお勉強として。。。

新品舗装材:アスファルト量は全体の5%程度でコストが高く、砕石を利用し、施工時の特性として冷めにくい。

再生舗装材:アスファルト量は全体の1%程度でコストが安く、再生砕石を利用し、施工時の特性として冷めやすい。

これら特性があり、私が浦安で打ち直しをした時の舗装材は、アスファルト量が少なかったことと、施工時期が冬だったので施工時に寒過ぎて、再生舗装材を使用したがために輸送後道路に敷設して転圧するまでの間で材料が冷めてしまい、施工不良となったと推測。。。

土木業界で度重なる不祥事もこうして深読みすると面白いのかもしれない。。。

この業界は裏ばかり。。。

そんな本を出してみた。。

これ読まずして土木業界語るなかれ

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土木白書No.21:UR都市機構の発注工事も酷いものだった

ゲストハウスの宿主となる前は土木業界にいたが、違法行為、不正行為ばかりで嫌になって辞めた。。。

昔、昔、その昔。。。

現在のUR都市機構の区画整理事業などの工事の施工管理員として数カ所の現場事務所に赴任した経験がある。。。

いやぁ〜〜〜、、、この団体の発注は全く話しにならないほど酷かった。。。

例えば下水道工事の担当となったので工事発注後に早速現場に行き、図面を見ながらどこに下水道管を施設するのかを確認。。。

すると。。。

図面にマンホール設置とあるのでその設置する場所に行くと。。。

なんと。。。

既にマンホールがそこにはある???

慌てて事務所に戻り機構の担当に報告。。。

担当も???

過去の完成図を片っ端から広げてみる。。。

「有った!!!」

既に完了している。。。

こんな事件が普通に有った。。。

同じ工事を二度にわたり、設計依頼をして無駄なお金を出して、二度発注。。。

他にも新たな発注図を見ながら現場にいくと宅地の整地をする箇所など既に整地が完了していたりと。。。

酷いのになると、許認可が降りた当時とその後の設計変更で道路の形状が変わったのにも関わらず、当初の計画道路図面で発注してしまって、前年度の3月までに完成し終えた道路を4月から取り壊して、変更された道路形状で作り直したりと。。。

こんなだから私が事務所を移動して最初にすることと言ったら、その事務所にある過去の竣工図を全て広げて、どこまで工事を終えているかを確認することだった。。。

他にも下水道工事でこんな事例も。。。

発注後に施工者が現地調査に入ってすぐに現場に施工管理員として呼ばれたら。。。

ゼネコンの所長さんが。。。

「この下水道路線は配管できませんよ」

エッ???

恐る恐る現場を私が確認すると。。。

路線のど真ん中には電柱が建っている。。。

確かに。。。施工は無理だ。。。

このようなケースでは発注前に発注者が現地確認して電柱など障害物があれば事前に電力会社と協議して移設し終えてければいけないのであるが、その「当たり前」ができていないのだ。。。

下水道工事で一番呆れたのは、造成地内が軟弱地盤であるため、まずは地下水を取り除き地盤を固めようというファイバードレイン工法という工事を行なっていた。。。

地下水を取り除くため、地盤中の水が急速に失われ、、、その結果、、、地盤は急速に沈下する。。。

当たり前といえば当たり前のことなのだが。。。

そんな地盤を沈下させる工事を自分たちで行なっておきながら。。。

同じ年度にその直近で下水道工事を発注。。。

私は機構の職員に「下水道管を敷設しても、隣でファイバードレインをやってたら菅が沈下して使えない下水道ができますよ」と。。。

案の定。。。

沈下。。。

こんな事例は私が施工管理員をやり出した既に30年も前から。。。

そんな時代から既にこの団体の技術など無いに等しいレベルだったと思う。。。

日本の発注者の悪いところは、それら問題が生じても誰も責任を取ることがない点にある。。。

🙈見猿🙉聞か猿🙊言わ猿。。。

組織でそれだけは徹底されている(爆笑)

何度も言うが「技術立国日本」などという言葉は既に死語である。。。

こんなことを綴った本をゲストハウスが暇だから暇つぶしに出してみた。。。

これ読まずして土木業界語るなかれ

 

 

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信濃の国原始感覚美術祭:大町市2024/8/30〜11/4まで展示

原始感覚美術祭なるものが開催されるそうで。。。

私の知人・友人がやっているので是非観ていただけたらと。。。

https://www.primitive-sense.com

私は芸術は???

まぁ、観て、触れるだけでもと。。。

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いのちの祭り:鹿島槍スキー場

今月末はいのちの祭りという催し物が鹿島槍スキー場であるのだそうだ。。。

そのための宿泊予約されたお客さんに聞いて知ったことなのだが。。。

https://www.matsuri2024.life

暇なゲストハウス。。。

イベントってのは意外と集客になる物なのだと。。。

だってそうだろう?

普段全くお客がないゲストハウスにもお客さんが来るのだから(笑)

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土木白書No.20:日本国民へ「道路の維持は不可能です」

ゲストハウスの宿主となる前は土木業界にいたが、違法行為、不正行為ばかりで嫌になって辞めた。。。

土木白書No.11で高速の料金徴収による維持は不可能だと述べたが。。。

「道路」「道路」「道路」と政治家は念仏のように唱えて道路を造ってきたが。。。

まずは国民がこの馬鹿げた道路政策で豊かになったのかを認識しないと。。。

この狭い国土に網の目のように造った道路。。。

ジャブジャブとお金を撒いて造った道路。。。

国民が豊かになるには道路だと騙されて造った道路。。。

結局はそこまでして造った道路であるが。。。

土木白書No.15で書いたが、私の高校時代のアルバイト代の時間給千円を、45年後の今、私の暮らす長野県では最低賃金で上回っていない。。。

よく道路による経済効果は〇〇億円とかいう記事を見るが、それとて疑ってみないと。。。

だってそうであろう?

経済効果というのであれば、それを通じて国民の所得が上がり、経済が豊かになっていないといけないのである。。。

それが現在、45年前の私の高校生時代のアルバイト代にも満たない最低賃金なのだ。。。

誰が考えてもおかしいだろう?

ゲストハウスにくる東南アジアのお客さんが「日本は安くて良い」の言葉。。。

私が40年前に東南アジアを旅行していた時に言っていた言葉。。。

日本は既に東南アジアからさえも遅れを取り出してきた。。。

はっきり言って、道路は将来に渡り借金の元本にしかならないと国民が認識しないと、政治家は延々と道路に投資するだろう。。。

日経クロステックの記事をお借りすると

これは全国の高速道路の更新工事の一部だが、113Kmで6千億円。。。

1kmにつき53億円。。。

果たして高速道路を最初に作る時にはどれほどのお金がかかったのか?

答えは土地購入を含めても1kmにつき50億円なのだ。。。

土地所得にかかる金額の13.6億円を差し引くと建設には36.4億円。。。

上記の阪神高速道路の更新工事では53億円であるから、建設時より1km当たり16.6億円余分に費用がかかることになる。。。

建設時は日本の人口も増加していたから、需要があるだろうと造ったのはわかる。。。

しかし、今はどうだろう?

人口は減るのは間違いない。。。

人口は減る。。。

所得は伸び悩み。。。

物価は上昇。。。

これでどうやって道路などインフラの維持などするの???

高速道路を例に簡単に言う。。。

人口1億2千万人で15歳から59歳までの動ける人の数が7千万人の時に建設費1km当たり36.4億円。。。

2060年人口8千6百万人では動ける人の数が3千8百万人で1km当たり53億円以上。。。

53億円以上と言うのは、今後さらに物価上昇するし、労務費は高騰するから、もしかすると53という数値が簡単に100に化ける可能性の方が高いのかもしれない。。。

はっきり言って維持は不可能。。。

統計では15歳から59歳の人の数を示しているが、これは20歳から65歳に置き換えてもさほど変わらないだろうから、アバウトであるが、こんな割合だという目安として書いている。。。

この統計でいくと、労働人口から換算して大いにアバウトなことを言うと。。。

これまでの半分の人間で数倍以上のお金の負担。。。

高速道路の維持など不可能であると言うことなのである。。。

こんな簡単な答えを誰も持たずに日本という国は動いている。。。

もっというと、1億2千万人の今までで、借金を重ねてやってきているのである。。。

1億2千万人体制で借金無く事業を終えていたのならまだマシなのだが。。。

これまでも借金を重ねてやっと建設ができた高速道路。。。

人口減少で、自動車も通らなくなる高速道路に、これまでの建設費より高額となる維持管理費用を投資してさらに借金を重ねてやる???

これを政策と言えるのだろうか???

さらに言うと。。。

国を上げてインフラは空へ移ると言い切っている。。。

新たなインフラは不要などと堂々と言っている。。。

計画は多少遅れても将来的には世界中が先を競って開発をしているのであるから、間違いなくインフラは空へと移るのであろう。。。

科学技術などは、過去100年を遡ってみても、ある一瞬にとんでもない発明が行われ、それを境に一気に技術革新が起こって、予想もしない物が出来上がったなどという事実を私の年代だと数多くみてきた。。。

だとすると。。。

今は苦しんでいる空飛ぶ自動車技術もある一瞬を境に一気に変化が起こるのであろう。。。

そうなるとどうだ?

果たして道路を走る車って。。。???

道路を利用する人は半分以下で、料金は数十倍???

そんな道路をいったい誰が利用するのだろう???

こう考えるのが一般的なのだが、国民も政治家もみんな相変わらず「道路」「道路」「道路」である。。。

そんな「道路信者」である全国民に対して一言私は言いたい。。。

「お前らアホちゃうか?」

新たなインフラは不要と言いながら、今なお新設道路を造っている日本。。。

諸外国は既に21世紀では道路インフラの新設は大幅に縮小して、予算のほとんどを維持管理費に費やしている。。。

日本は、技術開発費、教育、医療、福祉に本来は回すべきお金を今なお将来の借金の元本にしかならに道路へと投資している。。。

そもそも、維持管理費の捻出もそうであるが。。。

道路を維持する職人さんすら、探しても居ないのに、、、

何が道路建設だ???

何が道路の更新工事だ???

金も人も技術も無い国が自分で自分の首を絞めているだけだ。。。

そんなことをつぶやいた本を出した。。。

これ読まずして土木業界語るなかれ

#土木業界 #談合 #不正行為  #これ読まずして土木業界語るなかれ #パワハラ #官製談合 #違法行為 #談合屋 #1級土木施工管理技士 #資格 #土木 #一歩歩 #暴露本 

 

土木白書No.19:技術者不足は「深刻」を通り過ぎている

ゲストハウスの宿主となる前は土木業界にいたが、違法行為、不正行為ばかりで嫌になって辞めた。。。

「技術者不足」よく聞く言葉であるが、現実の現場は聞くよりも酷い有様である。。。

私は高速道路工事やURなどの都市造成の施工管理員をしていたが、そこでの体験はどこの事務所も酷いものだった。。。

NEXCOの場合、例えば全国各所のインターチェンジにある事務所内に管理事務所といって高速道路の維持管理をする事務所がある。。。

よく高速道路内で工事を見かけるが、その工事を発注したり、工事が始まれば工事の施工管理をする部門である。。。

中に入ると、各々部門別に分かれており、橋梁補修の課だったりトンネル補修の課だったり、舗装修繕の課だったりと。。。

私は橋梁もトンネルも舗装も各々経験したが、赴任してみるとどこの事務所も???

例えば橋梁補修課(どの課も同じようなものなのだが)に行くと、NEXCOの課長の他に係長、それと入社まもない社員がおり、その他はNEXCOから受注した建設コンサルタント会社から送られた8〜10名ほどの施工管理員とで一つの課となっている。。。

私は15年ほどの在籍期間しかないが、その間に年数と同じ程の数の事務所に建設コンサルタント会社と請負契約したり契約社員として赴任した。。。

恐ろしいことに、どの事務所も同様で赴任後に解ることであるが。。。

私以外の建設コンサルタント会社から送られた施工管理員で、まともに私と土木の技術的な話しをできるレベルの人間がほとんど不在であった。。。

中には土木の技術以前の問題でパソコンのエクセルすらできない有様で。。。

そうなるともちろんのこと、CADによる作図もできない。。。

ある事務所など私が赴任する前は全員がNEXCOは愚か、発注者側での施工管理は初めてですという強者どもの集まりであった。。。

わずかに彼らはゼネコンに勤務していたとかの職歴は持っているが、ゼネコンの場合は職歴に偏りがあり、大概は使い物にはならない。。。

そんな事務所が複数あったのだから、今から考えてもゾッとするし、異常だ。。。

そしてその年齢層にもゾッとする。。。

平均年齢60代なんて事務所もあったが、大概は平均年齢50代。。。

なぜこんなことに???

NEXCOは今でさえ管理事務所が主体であるが、以前は建設する工事事務所が技術者の主体であった。。。

その時に、NEXCOの課長たちは、建設コンサルタント会社に対して事務所に送る人間は全てをNEXCOの施工管理経験者とするようになどという無理難題を押し付けていた。。。

例外は建設コンサルタント会社に就職して建設コンサルタント会社から派遣される正社員の新入社員と、急に施工管理員が辞めてしまって現場に欠員ができ社員の補充がすぐに間に合わない場合のみ、仕方なく派遣会社を通じて建設コンサルタント会社の下請けとして入れるだけで、私の場合もそのように現場で欠員ができて急遽入れてもらった。。。

本来はその当時から、そんな採用をせずに人を育てておけば良かったのであるが、そうなっていないがために現在までも年寄りばかりの集団となってしまっている。。。

なぜNEXCOの課長たちは「経験者」のみを採用したかは御察しの通りで、彼ら自体が技術不足であり、建設コンサルタントの人たちを頼りにして仕事をするよりなかったという側面と経験者以外の足手纏いな人間を現場で使いたくはなかったという側面と様々である。。。

要するに、現場で業務が繁多で未経験者など入れてそれらの人間を構っている暇がなかったということかもしれない。。。

そのツケが今になって大問題となって現場に押し寄せているというのが実態だ。。。

経験者が年寄りばかりだったがために、建設時の有能が人間がここ十数年間で一気に引退。。。

建設コンサルタント会社もNEXCOも人を育ててきていない。。。

・・・結果・・・

当たり前であるが、人がいない。。。

私が赴任すると事務所の中は修羅場だ。。。

素人の建設コンサルタント会社から派遣された施工管理員は全く使いものにはならず。。。

NEXCOの課長や担当からは仕事が山ほどやってくる。。。

山ほどの仕事であるが、素人にはそれは無理。。。

そこで喧嘩が勃発する。。。

これは本来なら素人を現場に送る建設コンサルタント会社が悪いのは言うまでもないが、前述のように長年にわたって両者が人を育てる環境になってなかったからの事象であるから、一概に建設コンサルタント会社を責めるわけにもいかない。。。

しかし、今の NEXCOの課長や担当はそんな過去の歴史など知る由もないから、「建設コンサルタント会社が受注したのだから、当然、一定のレベルの技術者が赴任して然るべきなのに、なんだこのど素人は」となって、建設コンサルタント会社にくってかかる。。。

まぁ、内部にいても明らかに、この素人軍団では仕事が回らないからNEXCOが怒って当たり前と言えるが・・・言い過ぎはよくない(笑)

そんな喧嘩の火の粉が私にも及んだ時があったから、私などは平然とNEXCOのコンプライアンス委員会に申し出てNEXCOを黙らせたのだが、私のようにそんな態度を取れない普通の建設コンサルタント会社の人たちは・・・いうのもなんだが怒られて酷い有様である。。。(笑)

私も雇われた建設コンサルタント会社が悪いのは百も承知で、 NEXCO社員が顔を真っ赤にして、事務所中に鳴り響く声で施工管理員を怒鳴り散らすのもわからないでもない・・・というか・・・私でも立場が逆ならそうなるのであるが、、、それはそれ、、、私は建設コンサルタント会社の立場も NEXCOの立場も関係なく、自分に降りかかった火の粉は払い落とす主義なので訴える(笑)

まぁ訴えて、 NEXCOにパワハラを認めさせて、その後処分を受けたのは私だったが(笑)・・・訴えた後・・・その事務所を追い出された(爆笑)

こんな体制で高速道路の工事の施工管理が行われているのだから、工事自体も怪しいもので・・・

施工管理員やNEXCOの現体制の社員では経験もないから、ゼネコンから施工計画など提出を受けても、その計画の良否する判断ができないという事務所を何度も見てきた。。。 NEXCOも施工管理員もゼネコンも私から指摘を受けてからやっと「何が悪いのか」を知るという具合だ。。。

この計画書の通り仕事するとこういうふうに事故が発生するよと私から言われて、やっとその計画の悪さに気がつくというレベルで恐れ入る。。。

そんな人たちが工事代金の積算もしているから、どうしようもない。。。

赴任した事務所で過去の積算内容を見ると間違いだらけ。。。億単位の工事なら千万単位で違算なんてことが珍しくない。。。

私が違算を指摘してもみなさん上には報告などしない(笑)

そもそも素人に積算などできるはずもないのである。。。

なんせ、、、

在任期間中、私は自分の現場を3D CADで作図して、現場を可視化していた。。。

そんなのは私の場合は既に10年も前からの話し。。。

残念ながら、私以外に全国の施工管理員で3D作図して現場を見るような施工管理員は1人もいなかった。。。

その後 NEXCOでは3D機能のCADは不要とのことで使用制限を設け、使用するには許可制とするなど技術を「進化」ではなく「退化」させた。。。

本当は素人軍団にこそ3D化で可視化して見せてやらないと間違いの元なのだが。。。

こんな素人軍団を雇うのに NEXCOは年間に数十億円出して、建設コンサルタント会社との間で契約している。。。

・・・もしかすると百億円以上かも・・・

こんなのは私からしたら、お金(税と高速道路料金)の「無償譲渡」だ(爆笑)

こんな雇用対策をしているから国が成長しないのは当たり前だ。。。

なんてことをつぶやいた全く売れない本を出してみた。。。(笑)

これ読まずして土木業界語るなかれ

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土木白書No.18:高速道路の政治と金はとんでもないことに・・・

ゲストハウスの宿主となる前は土木業界にいたが、違法行為、不正行為ばかりで嫌になって辞めた。。。

今回は、政治家がでしゃばるとこうなるという・・・

嫌なことを・・・

中央道の耐震補強工事で入っていなければいけない鉄筋が入っていないままコンクリートが打設され、完成後すぐにコンクリートにヒビが入ったので工事をやり直したという事例を・・・

これは誠に酷い事例なので、楽しく読んでくれたまえ。。。

内容については主に事件発覚後に組織された第三者委員会の報告書を元に・・・

中央道を跨ぐ橋梁の耐震補強工事施工不良に関する調査委員会:報告書:2012年7月27日

この報告書を読めば驚くことばかり・・・

報告書は88ページにも及ぶが、要約するとこんなことだ。。。

素人のような施工会社がNEXCOの工事を受注したのは良いが、素人なのでとんでもないことになってしまったということ・・・

まず、施工業者がその工事を請け負える実力が無かったのが事実。。。

揃えるべき技術者すら不在だった。。。

開始しても、施工体制どころか、下請けに支払いすら滞って、下請けも数社が撤退するという有様だった。。。

そんな有様だから、工事も途中で停止状態の期間があった。。。

報告書を読む限りは、どうやら鉄筋を組むのにも下請け確保が困難で、本職の鉄筋屋でははなく、もしかすると常用で雇われた土工さんが鉄筋を組んだのでないのかと思われる記述をしている。。。

こんな現場だから、NEXCOに常駐している、施工現場を監理監督する建設コンサルタント会社の施工管理員が、施工計画書等の書類を要求しても全く提出されなかった。。。

そんな状態が続いたので、施工管理員が施工業者へ怒り心頭のメールなりファックスを送ったようである。。。

怒られた施工業者は、その施工管理員からきたメールの写しを政治家に送って、 NEXCOからパワハラを受けていると泣きつく。。。

そして、

施工業者→政治家→国交相→NEXCO→建設コンサルタント会社

と、本来は怒られて当たり前の悪い施工業者側から逆に政治家を通じて、圧力をかけられてしまったという事案・・・

これを我々は政治案件と言う。。。

政治案件となるとどうなる???

最初にされたことは、その怒って当たり前の施工管理員を現場から外した。。。

そして、発注者側による現場の監理監督である、施工の現場立ち合いが行われないまま現場が進行。。。

本来、施工業者を監理監督する立場である発注者側が施工業者への指導ができなくなって、施工管理業務が全く行われずに、本来はコンクリートを打設する前の鉄筋の配筋検査等の検査が全く省略されて。。。

当たり前のように、施工不良となる。。。

今回の事案は実際にそうなったのだ。。。

こうなると施工業者はやりたい放題。。。

・・・で・・・

とんでもない構造物が出来ましたとさ。。。

めでたしめでたし。。。

そして、悪いことにこの案件の悪いのは現場の施工不良だけに留まらなかった点にある。。。

実はその後の報告書の内容の方が、口をあんぐり・・・

お金である。。。

発注時に最初に契約した金額が約6億円。。。

最終的にそれが13億円に跳ね上がっている。。。

それを今回の施工不良の検証をした第三者委員会が調べたら、、、

増額されて13億円となった内の実に4億円はお手盛り増額金だったと言うのがこの報告書に記されている。。。

エッ!!!!

政治案件でも、いくらなんでもやりすぎでしょ???

私も実際にNEXCOで積算をして増額金額を算出していた立場であるが、こんなのは常軌を逸しているというか、私などのレベルでは到底こんな増額は算出すらできない。。。

当初の発注金額6億円の工事に、不正な増額を4億円つけて、13億円支払う。。。

これが政治案件の恐ろしさであろうか???

こんな不正がNEXCOの課長、支社長レベルで全国津々浦々で出来てしまうのであるから呆れる。。。

それにしても、日本人は道路を作るものには寛容だ。。。

たった一つの工事で税金を不正に4億円使いましたという第三者委員会の報告書が上がっても、ニュースにすらならない(爆笑)

今回はたまたま施工不良があったからバレた事件。。。

こんなことが全国でたぶん行われているのだろうが、その額はいかほどになるのだろうか?

・・・と・・・

普通ならば責められても不思議ではない。。。

責められないのであるから、当事者たちも誰も懲りない。。。

私など内部で積算業務もしていたのだが、これについて積算で注意しろとかいう指導は全くなかった。。。

規模を大きくして言うとどうなる?

6千億円 NEXCOに渡せば、いつの間にやら工事が増額されて、いつの間にか1兆3千億円を我々の税金や高速道路料金から支払われるのである。。。

今回は「たまたま」工事が不良すぎてコンクリートにヒビが入ったから表に出たこと。。。

表に出ない裏で終わっている現場が全国にどれほどあるのだろうか?

この業界は裏ばかり。。。

私が土木業界に嫌気をさして辞めたのもここにあるのだが、、、

NEXCOに限らず公共事業などは、そんな裏ばかりだった。。。

それが土木業界の真実だ。。。

自慢ではないが、私など全く仕事もしないで数年間机に座っているだけで、月に百万円を給料としていただいていた。。。

こんな無駄な公共事業ではなく、介護とか教育とかに必要なお金が必要なだけ回っていない日本。。。

「道路」「道路」「道路」・・・この狭い国土で、将来的には自動車は空を飛び回り、そもそも自動車などに乗る人も人口減少でいなくなるのに、なんで予算を「道路」「道路」「道路」なのだろう???

はっきりと言い切ると。。。

道路は将来の借金にしかならない。。。

これが土木業界で働いて得た答えである。。。

なんてことをつぶやいた本を出してみた。。。

これ読まずして土木業界語るなかれ

 

 

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