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日別アーカイブ: 2024年9月3日

土木白書No.28:談合は止められない

ゲストハウスの宿主となる前は土木業界にいたが、違法行為、不正行為ばかりで嫌になって辞めた。。。

これはNHKニュースであるが、20年前にも組織で処分を受けていたが、最近また摘発されている。。。

私も談合屋をやっていたが、こんなものは無くなるものではない。。。

香川県では摘発されているが、同様なことは全国で行われている。。。

我が町も同様だ。。。

私が談合屋をやっていたのは既に30年前であるが、その当時も私の参加していた談合組織内でも摘発を受けて処分された業者があった。。。

その時は談合組織丸々捕まったのではなく、みせしめのための取り締まりで1社だけ貧乏くじを引いた形で捕まった。。。

それでもその会社も刑罰を終えると再び我々談合組織に再加入して、以前同様に談合を繰り返していた。。。

そもそも談合以外に仕事を受注する方法を我々は知らなかった。。。

市や県から仕事があると、役所に出向いて仕事内容の説明を受け、建設会館に行って、談合組織で受注業者を決め、決まった業者が役所の担当を尋ね、担当から受注価格を聞いて、それを元に価格を談合組織に流し入札に参加する業者ごとの入札金額を決め全員で入札に向かう・・・この繰り返し・・・

だから談合屋をやっていた時は入札のための工事代金の積算など一度もしたことがなかった。。。

私が積算を覚えたのは、談合屋から足を洗って、施工管理員としてNEXCOの仕事をやるようになってからだった。。。

さて、、、

この談合問題であるが、はっきり言ってなくならない。。。

まともに入札に応じるのであれば、入札に参加する全社で積算をしないといけなくなる。。。

積算と簡単に言うが、私がNEXCOで積算をした時でも、一つの工事の積算に一人で3ヶ月とかの日数が必要だったものもある。。。

これは金額に直したら積算価格だけでも単純に400万円以上だ。。。

400万円以上というのは、契約社員の私が3ヶ月で300万円。。。

建設コンサルタント会社の請負額はそれプラスアルファ。。。

それに加えて、それに関わるNEXCO職員や建設コンサルタント会社の私の上司の給料まで加算すると、簡単に600万円以上は必要だ。。。

それだけの労力を積算にゼネコンがかけても、受注できなければ赤字しか残らない。。。

そこにいくと談合は良い。。。

予め組織で決めた1社だけがその責任を負って積算をすれば他の業者は付き合いで入札に参加するだけで良いのだからせいぜい経費は営業マンの1日分の経費だけで済む。。。

尚且つ、競争が無いのだから、満額受注だ。。。

こんなことを考えると、談合はなくなりはしない。。。

その構造的なことを発注者も考えないと。。。

まぁなんだ。。。

今のご時世。。。

談合で仕事を業者が請け負ってくれるだけマシだ。。。

昨今では人手不足で、仕事を発注してもゼネコンさんが入札にすら参加してくれない物件が多数だ。。。

そのうち笑えない話しであるが。。。

役所が談合組織に頭を下げて仕事を依頼するような世の中になっても不思議ではない。。。

だってそうだろう。。。

道路や橋梁、トンネルと補修しなければ閉鎖するしかないようなインフラが全国にたくさんあるのに、それを補修する施工業社が不在なのだ。。。

現に私がNEXCOで建設コンサルタント会社の契約社員として施工管理員をしていたのだが、その場合でも、どこの建設コンサルタント会社も人員が不足しており、施工管理業務を受注をする建設コンサルタント会社が不在だったのだが、建設コンサルタント会社に天下ったNEXCOのOBの営業マンにNEXCOが泣きついて、なんとか施工管理業務を請けたなんて状態だ。。。

こうなると現場は酷いもので、建設コンサルタント会社は元々そんな事情で人はいないところを無理に受注しているのであるから、現場に赴任させられる人間などいない。。。

だから全部を派遣会社のど素人に依頼することになる。。。

現場などまともに仕事など進むわけはない。。。

そんな現状であるのにも関わらず、その無理クリの現場にど素人を10人くらい派遣し、年間に億単位の金を NEXCOは支払うのであるから、馬鹿げた話しだ。。。

発注者側ですらこの有様なのである。。。

こんな実態を本にした。。。

これ読まずして土木業界語るなかれ

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